【TEST DRIVE】 Renault MEGANE 4 RS

昨日の夕方は愛車の引き取りついでに、新型メガーヌRS(MEGANE 4 RS)の試乗をさせていただきました。デビューフェアから1週間が経過して、試乗に来られる方も一段落したようでした。

試乗前に写真をパチリ!担当営業氏が気を利かせて、デイライト&LEDヘッドライトを点灯させてくれましたが、シャッタースピードが速すぎるのか、はっきりとは写らず。LEDの特性もあるのでしょう。LED信号機がドライブレコーダーでは点滅して見えるアレです。デイライト&LEDヘッドライトは肉眼では綺麗に見えるだけに残念です。その他に前後フェンダーの盛り上がりが凄いです。男ってブリスターフェンダーが好きですから。このあたりはカタログなどではわかりにくく、実車を見ると良いなぁと感じる部分です。はっきりと後付感があった旧型と比較して、新型は一体感があります。車幅は旧型比でプラス35mmの1,875mmとなっており、益々気を遣うサイズになりました。機械式立体駐車場に擦らず入れるには泣きたくなるんじゃないかなぁ。

いざドアを開けて運転席に乗り込むと、思ったよりも着座位置が低いために、しりもちをつく感じになりました。MEGANE 4 GTの試乗で同じことを経験しているのですが学習しないな...。シートの前後位置を調整、バックミラーを調整して、試乗スタートです。今回は担当営業氏の提案で、いつもの試乗コースではなく、いつもより長めの西蔵王コース(市道三本木線 展望所にて折り返し)となりました。肝心の4CONTROL(所謂4輪操舵/4WS)が中高速コーナーで威力を発揮するものであるためです。

ドライブモードは町中ではノーマル。乗り心地が良いと評判が良かった足回りですが、路面の段差を拾って突き上げを感じるので、乗り心地が劇的に良くなったとは思わないな...と。ただ、個人的に硬い足回りは嫌いではありません。タイヤが「BS POTENZA S001 245/35R19」なことを思い出し、ひとりで納得するのですが(笑)。これがMICHELIN PILOT SPORT 4Sなら、また違った評価を得られたと思います。ミシュランではなくブリジストンを選択したのにはルノー・スポールなりの意図があるのでしょう。今度出ると言われるトロフィーもブリジストンらしいです。

西蔵王コースの入り口に差し掛かるとドライブモードをスポーツへ。メーターの照明が変わり、エキゾーストノートがボンボンと勇ましくなります(笑)。アクセルを踏んで山道を登っていきますが、パドルシフトを使う必要性を感じません。ノーマルシートでも十分なホールド感があります。スピードが出ているにも関わらず、速度を感じさせないのは、エンジンパワーよりもシャーシの性能が勝っているからでしょう。高速コーナーでアンダーが出そうな速度でもアンダーは出ず、4輪がきっちりと接地して路面を掴んでいる感じがしました。4CONTROLの効果をはっきりと感じることは出来なかったのですが、それは違和感なく作動していたということだと思います。4CONTROLの効果を一番感じたのは、展望所にてUターンしたときですね。これだけデカイ図体のクルマがクルッと向きを変えられたのですから。

ディーラーに戻ってきて、駐車スペースにバックで入れるため、ギアをリバースに入れると、センターの液晶にバックカメラの様子が映し出されてビックリ。旧型には無かったけど、新型では標準装備なのね。まぁ、いまどきのクルマとして考えてみれば普通か。それでも車両感覚がつかめないのと、ソナーの警告音が鳴って四苦八苦するのですが(笑)。

総じて良く出来てます。まさに正常進化。5ドア化&EDC化で家族の反対を受けにくくなっています(ただし、車幅&高価格の点を除く)。こだわりのユーザーはトロフィー、しかも6速MTモデルを待っていると思われます。私は乗り換えず、このままMEGANE 3 RSを乗り続けます。10年経ってMEGANE 4 RSの中古相場が安くなっていたら考えるかなぁ?(笑)。