玄人志向 キワモノシリーズ NAS 4TB KURO-N4B2ND4 (Part.4)

Part.1 Part.2 Part.3 の続きです。
iSCSI Target(サーバ機能)について触れてみます。
※内容は日本語マニュアルで解説しているものとほぼ一緒なので、日本語マニュアルを持っている人にとって意味はありません。


[Configure]-[Manage Disk]-[iSCSI HDD]をクリック


必要項目を埋めていきます。
[Use]はiSCSIを利用する場合に「Use」にします。
[Service Port]は変更する理由が無い限りは「3260」で利用します。
[Discovery CHAP]はCHAP認証(CHAP Auth)と相互CHAP認証(Mutual CHAP Auth)を提供します。
CHAP認証はターゲット(サーバ)がイニシエーター(クライアント)を認証、相互CHAP認証はイニシエーター(クライアント)がターゲット(サーバ)を認証するものです。CHAP認証は単方向CHAP、双方向CHAPとも呼ばれます。相互CHAP認証の設定は必須ではありません。
ユーザー名は5~20文字、パスワードは12~16文字の範囲で設定します。
また相互CHAP認証のパスワードはCHAP認証のパスワードと異なる文字列を設定してください。
[Save]ボタンをクリックして設定を保存します。


次に[Add Target]をクリックします。


ターゲットの名前を入力し、[Check for duplicate] ボタンをクリックしてその名前が使用できるかを確認します。
[CRC/Checksum] のオプションを選択します。データの信頼性を高めるため、[Data Digest] と [Header Digest]にチェックを入れます。
[CHAP Authentication] はオプションですが、今回はCHAP認証のみ使用します。
[Save]ボタンをクリックして設定を保存します。


次に[Add LUN]をクリックします。


[LUN name] に作成するLUN の名前を入力し、重複確認ボタンをクリックして使用可能であるか確認します。
[Volume]が複数構成されている場合、LUNを作成するボリュームを選択します。デフォルトのRAID5ではボリュームが1つしか作成されていない為、Volume1しか選択できません。
[Provisioning]を使うと、LUNはユーザーが使用時に要求する容量に応じて動的に記憶領域を割り付けます。
使わない場合は、LUNは静的に固定容量を割り付けます。
[LUN size]にLUNに割り付けるサイズをGB 単位で設定します。プロビジョニングを使用した場合は上限値になります。
[Target mapping]で、このLUNをマッピングするターゲットを選択します。
[Permission]でアクセス権を選択します。このアクセス権はLUNの作成後にも変更できます。
[Save]ボタンをクリックして設定を保存します。


LUNディスクイメージを作成しています。[LUN size]で指定したサイズが大きいほど時間が掛かります。


今回作成したTarget/LUN情報です。

玄人志向 キワモノシリーズ NAS 4TB KURO-N4B2ND4 (Part.4)” に対して1件のコメントがあります。

  1. Jesenia より:

    Kinda late, but thank you ;D

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