きれいにブラック塗装ができますか？

最近はブラックホイールの純正装着車両がぐっと増えましたね。例に漏れずメガーヌ3RSも一部限定グレードを除いてブラックホイールです。前期はAX-L BLACK(403000096R)、後期はTIBOR BLACK(403000637R)となります。

ベイリペアさんのブラック塗装専門ページにあった以下の文章を見て、思わず「ウンウン」と頷いてしまいました。

簡単そうで難しい黒の塗装。
その理由は、黒がごまかしの効かない色だからです。
ツヤ有りを施工するにしても、しっかりクリヤーを塗装しなくてはツヤっとした良い質感にはなりません。
マットブラックでは、リペアした場合に純正と同じ質感を出せないお店があります。

メガーヌRSのブラックホイールは、艶あり(グロス)ブラックホイールでも艶消し(マット)ブラックホイールでもない、その中間ともいうべき半艶消し(ハーフマット)ブラックホイールなのです。なんて面倒くさい塗装職人泣かせな色なんでしょう(笑)。

ホイールの色にはカラーコードの設定が無いことが色合わせが難しい理由だそうです。もっともカラーコードがわかったとて、そのまま塗れば色が合うか？と言えば現実問題そんなことは稀で、塗装の劣化・退色などで調色(色合わせ)が必要なことが多いのですから、最終的には塗装職人の腕次第ということです。自動車の整備工場では、手順書に従って作業すれば良い部品交換は出来るものの、自分の知識と経験と勘が必要となる調整作業が出来るメカニックが減っているように、板金塗装の現場でも手順書に従った作業しか出来ない、もはや塗装職人とは呼べない人が増えているような気がします。