乃し梅本舗 佐藤屋「醍醐の桜」

「醍醐の桜」とは、クリームチーズ餡に大徳寺納豆を入れ、京風の頭道明寺で桜餅に仕上げた和菓子、ということです。 大徳寺納豆?京風の頭道明寺?専門用語だらけでよくわからないまま買ってきました(笑)。

桜餅を半分に切ってみるとクリームチーズ餡がお出迎えです。桜餅という和菓子にクリームチーズという洋菓子の要素、一見すると邪道のように感じますが、八代目が提案する『「和菓子をちょっと自由に」をモットーに現代の感覚でつくる新しい和洋菓子で和菓子のイメージを見直してもらう』というのを身をもって体験することができます。

【温故知新】前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。

過去の資産をバッサリと切り捨てて(全否定して)、新しいものを作って提案した方が受けは良いかもしれないけど、日本人が得意とするのは過去の資産を生かして改良を重ねていくことでしょう。

【2020年3月11日追記】乃し梅本舗 佐藤屋さんの中の人から専門用語についてフォローしていただきました。ありがとうございます。