令和元年台風19号 台風一過

TVニュースで連日報道されていますが、今世紀最大規模と言われる台風19号は日本に大きな被害をもたらしました。一方で八ッ場ダム首都圏外郭放水路の治水対策により大きな被害を免れたところもあります。今後、国や自治体は治水対策に大きな予算を割くべき(税金を使うべき)という議論が出てくるでしょうし、また防災ではなく減災にシフトしていくべきだと思います。コンピューターのセキュリティに完全はないように、災害も完全に防ぐことは難しくなりつつあり、災害による被害を最小限に留めるようにしなければ、予算が幾らあっても足りません。

人間よ、霊長類最強などと思い上がるな!我々神々が本気になれば地球上から人類を滅ぼすことなど造作もないことなのだ!

...とお叱りを受けている気がします。たぶん。自然の脅威の前では我々人間は無力です。

台風による被害は免れたものの、台風が通過する12日から13日にまたがる深夜に緊急速報が入りました。自分の実家がある地区に対して土砂災害の危険性があるため、「避難準備・高齢者避難開始」が発令されたのです。

12日の23時頃には強風は収まり、雨はしとしと降り続いていました。深夜になってから避難を開始せよ!と言われても、逆に二次災害に遭う危険性が高いです。お天気アプリの豪雨レーダーとにらめっこした結果、「大丈夫だろう」と判断して眠りにつきました。翌朝目が覚めたとき、「あ、生きているんだ」と何事もなく安堵しました。47年生きてきて、これほど不安な夜はありませんでした。

自分は山形にアパートを借りて二重生活をしているから、何かあったら片方の住居に避難すればいいわけですが、両親の避難先については妹と相談しておかなければならないと思ったのでした。