詐欺メールには引っ掛からないようにしましょう!
詐欺メールも昔と比較して巧妙になってきました。昔は日本語の文章が明らかに変(日本人が英文を書くのに、日英機械翻訳したような感じ)だったのですが、AIの進化の賜物なんでしょうねぇ。素人は騙せても、自称ITエンジニアを騙すにはまだまだ青いですな(笑)。そんなメールを2通紹介します。
1通目。「不正アクセスを検知してApple IDがロックされました」という危機を煽るメールです。ここのポイントは「指定した期限内にこのメッセージを確認しないと、アカウントは永久にロックされます」というところです。誰しも今まで使っていたアカウントを永久に使えなくされると困るわけですが、メールの送信元がno-reply@accounts.google.comになっています。Appleがメールを送るのにgoogleのドメインを使いませんよね?確認する際はメールにあるリンクはクリックしないで、正規の手続きをとるようにしましょう。
2通目。Yahooのアカウントをハッキングしたというメールです。そのハッキングしたアカウントからメールを送信したと書いてありますが100%嘘ですね。もしYahooのアカウントからメールを送信しているなら「このメールはなりすましメールの可能性があります。」という警告表示は出ません。そしてメールの文面に注目すると「ハッキングは、オンラインで行ったハードウェアの脆弱性を使用して行われました(Ciscoルーター、脆弱性CVE-2018-0296)。」とありますが、私個人ではCisco製品は1台も使っていませんからね(笑)。