【TEST DRIVE】FIAT 500X Cross Plus

12月5日(土)にFIAT 500Xの試乗をしてきました。
グレードはCross Plusという170馬力/9速トルコンAT/4WDという最上級のモデルでした。
乗り出し価格は400万くらいになるという...中古で買ったうちのメガーヌRSとあまり変わらないんだな(汗)

FIAT 500と比較してあきらかにボディサイズは大きくなり、まるっきり別のクルマです(笑)
実際のところ、FIAT 500XとJeep Renegadeはプラットフォームを共有している兄弟車になりますから、名前だけ借りてきた感じがありありで、500Xを名乗らずに別の名前にした方が販売しやすかったんじゃないかなぁ...と思ったりもする。

実際に国道13号線をドライブしてみると、9速トルコンATの変速もスムーズで、普通に使えるクロスオーバーという印象。
変速ショックをほとんど感じないまま、あっという間に速度が上がっていく様は、トルコンATが進化し続けてきた証拠だと思う。
でも、話をよく聞いてみると、ある程度走って9速トルコンATの変速パターンを学習させないと、シフトアップ・シフトダウンに迷ってギクシャクするんだとか。まぁ、これはオートマを制御するプログラム側の問題で、500Xに限った話じゃない。ただ、バッテリー交換作業でECUの学習データを失うと大変かもねぇ。ディーラーの作業ではこの辺りは考慮しているそうです。

ドライブムードセレクターという最近よくあるエンジン制御マップを変えるギミックも、Sportモードにするとキビキビ走るようになりますが、街中のストップ・ゴーの多いところではギクシャクしてしまい乗りにくいのだという。普段はAutoモード、高速道路はSportモード、積雪路面はTractionモードと使い分けるのがいいのかな...面白がって使うのは最初だけかもしれないけど。

雪国である山形では、団塊の世代を中心に未だ4WD最強論が根強く残っております。
輸入車の4WDは選択肢が乏しく、その中では400万円というプライスでも安い部類に入ります。
乗り手を選ぶ6速マニュアルならFIAT Panda 4x4という選択肢もあり、更に安く購入可能。
自分の娘にVW GOLF RやCLA250 4MATICを買い与えている親からしてみれば、乗り出し400万なんて安いんだろうなぁ...。