点火系チューニングについて相談してきた

メガーヌ3RSの点火系チューニングに着手すべく、主治医のところに行って相談してきました。電気いじり全般といいますか、配線加工やはんだ付けが苦手な自分がやるとクルマを壊してしまうので、ここは素直に百戦錬磨のプロにお願いするしか選択肢はありません。

主治医はV-UP16やMSAという商品をご存じありませんでしたが、V-UP16はイグニッションコイルへの電圧を16Vに昇圧するもの、MSAはスパークプラグのスパーク回数を1回から複数回に増幅するものという説明をしたら、過去に似たような製品でMSDというものを扱ったことがあるとのことでした。それで過去の経験から主治医の懸念事項は以下のようなものでした。

  • MSDは製品の特性上寿命が短かったので、MSAはどうなんだろうか?
    (サーキットで酷使するとあっという間らしい)
  • 正常動作しなくなった場合は製品をバイパス可能なのか?
    (バイパス出来ないと動かせなくなる)
  • スパーク回数はどの回転数で何回スパークする(切り替わる)のか?
    (高回転域で複数回スパークするようだと異常燃焼になる)

私が知っている範囲で説明したら、作業を引き受けていただけることになりました。

アパートに帰ってきて、早速レッドポイントに商品を購入したいので見積を依頼すると配線図が送られてきました。「まごころセット」で見積もりをお願いしたので、自分で取り付けすると勘違いしたようです。何も知識が無い人はマニュアルを見ただけで断念するでしょうから、そういう狙いなのか、あるいは覚悟を試されたのかな?

これはレッドポイントの工場通信で、結構前にルーテシア3RSへの取り付けでアップされていた配線図です。

これは自分が入手したメガーヌ3RSの配線図に結線箇所と思われるポイントを書き込んだもの。イグニッションコイルの1番と4番、2番と3番が同爆であることがわかりますね。正確には1番と4番、2番と3番はそれぞれ直列接続されているので、完全な同爆ではなく若干の遅延が発生すると思う。最初はプラス側から点火信号が送られていると思っていましたが、実際はプラス側は常時給電されていて、マイナス(ECU)側で制御されているのでした。接地しなければプラス側にいくら給電しようとも電流は流れませんからね。

  • プラス電源がイグニッションコイル3番と4番の1側に入力されていて、エンジンルームにあるヒューズ・リレーボックス(1337)から1本で来ていたのが2本に分岐しているので、分岐する手前で切断してヒューズ・リレーボックスからのハーネスをV-UP16の入力へ、V-UP16からの出力をイグニッションコイル側ハーネスへ(直列)接続すれば良い...はず。
  • MSAの緑と青のハーネスはイグニッションコイル1番と2番の2側のハーネスへ(並列)接続すれば良い...はず。

こんな風に机上で検討するのは容易なのだけれど、実際に施工するとなると...ね。途端にハードルが上がるんだなぁ。