Synology NAS(DiskStation Manager 6.2)間でデータを移行する方法

Synology DS216jからSynology DS220+へデータ移行を行いましたので、その方法について語ってみたいと思います。
手順として大きく分けると以下の3ステップになります。

1. 移行先のSynology NASにHyper Backup Valutをインストールする

Synology NASをHyper Backupのバックアップ先として使うためには、Hyper Backup Valutをインストールする必要があります。標準で有効化してくれても良さそうなものですが、すべての人が必要とは限りませんので選択式になっているのでしょう。

2. 移行元の Synology NAS で Hyper Backup を使用して、移行先のSynology NASにリモートバックアップを作成する

移行元のSynology NASから移行先のSynology NASに、Hyper Backupを使ってリモートバックアップを作成します。ネットワークを経由したバックアップなので、ローカルにバックアップを作成するよりも時間が掛かります。

3. 移行先のSynology NASにHyper Backupをインストールして、2.で作成したローカルバックアップからリストアする

移行先のSynology NASにてリストアを行います。バックアップデータはローカルにありますので、バックアップのときよりも時間は掛かりません。

その他

各項目において、細かな手順・選択肢がありますが、書くのが面倒なので割愛しています<ぉぃ!
Hyper Backupのリストアでは、移行先のSynology NASにはタスクがありませんので(当たり前)、「復元するバックアップタスクがありません」と表示されますが、ビビらずに「既存のレポジトリから復元」→「ローカルフォルダ&USB」→「バックアップ先として指定した共有名・フォルダ」を選択すればOKです。

移行元のSynology NASのデータさえ守られていれば何度でもやり直しが出来ますので、色々と試してみると勉強になると思います。成功よりも失敗から学ぶことの方が多いのが人生だと自分は思っています。命に危険が及ばない失敗は、ただのかすり傷。。。