SMSによる納税催告は愚策か否か?
東京都がショートメッセージサービスを活用した納税催告を実施する報道発表をしたことに対して、SNSを中心に「振り込め詐欺に悪用されるので辞めるべき」「絶対にすべきではない」といった反対の声が上がっています。
同様のサービスは既に大阪府伊丹市、沖縄県那覇市、神奈川県平塚市などの自治体で開始されており、広がるショートメッセージ活用、督促や税催告も:日経ビジネス電子版を読む限りでは今後も導入していく自治体は増える見通しでしょう。
「詐欺っぽさ」は払拭しきれないのは事実でしょうが、そもそも論単を言ってしまえば「納付期限を守っていれば催告など受けることはない」のです。催告に掛るコストも我々が納めている税金であることに間違いはなく、納付期限を守れば、そのようなコストは本来払う必要のないものです。怒りの矛先を自治体に向けるのではなく、納税の義務を怠った人々に向けるべきでしょう。
「反論できない、または反論し難い」そんなものを「正義の名の下」で一方的に叩く今の風潮がはっきり言って嫌いです。