ABA-DZF4R 車検整備一時退院

週末から車検整備で入庫中で本日退院の予定でしたが、今日の午後に整備士から電話が入って

ホイールがはみ出ているので検査が通らないです(困惑)

という後頭部をハンマーで殴られるようなショッキングな報告を受けたのでした。

んー?そんなにツライチなセッティングじゃないはずなんだけどなぁ。。。

と訝しく思いながらも、仕事が終わってからディーラーに行って現場を見せてもらうと、そこには通称"タイヤはみ出し測定器"が助手席側前輪にセットされていて

フェンダーに接触するよりも先にホイールのスポークに接触していることが誰の目にも一目瞭然でぐぅの音も出ない

まさに水戸黄門に印籠を突きつけられたような、そんな動かぬ証拠がそこにありました。少なくとも5mmははみ出しているようです。右は大丈夫ですか?と聞くと「じつはギリギリアウトです」という、どこにも逃げ道がない話でした(泣)。

整備士から「同じホイールを履かせた他の方は大丈夫なのですかねぇ?」という話をされ、自分なりに考察すると...ピン!ときたことがありました。自分のメガーヌRSはホイール以外はほぼノーマルで、車高も標準のままです。ですが、キャロルのホイールを履かせている方の多くは、キャロル製のダウンサスを入れていて、車高が下がっているんじゃないか...と。整備士に「車高を10~15mm下げたらどうですかね?」と聞くと「ホイールが内側に入るので、おそらく問題ないでしょう」との回答。。。OZのチューニングサイズのホイールも車高ダウンが前提だったことを思い出しました。

ホイールのインセットは計算上問題はなく、また実際にタイヤがはみ出ていなくても、ホイールのスポークが外側に隆起しているタイプは、検査に引っ掛かる可能性があるということです。見た目はモリモリっと隆起している方が、平べったいものより断然カッコイイのに。。。

【結論】スタッドレスタイヤ&ホイールセットに履き替えて出直すことにしました。

車高を落とす(下げる)という選択肢は、プジョー206RCで苦い経験をしたので、メガーヌRSにはありえません。直進安定性を欠いたクルマを冬季の低ミュー路面で冷や汗をかきながら運転するのはもうウンザリです(滝汗)。外したホイール&タイヤセットはきっちりと洗浄して、ヤフオクに出品しようかと考えています。まもなく冬のボーナスシーズンですし、希望価格で売れるとイイナァ...( ==)トオイメ

【2017/10/31追記】

販売元のキャロルよしともさんの話では「ノーマル車高でも車検範囲内」とのこと。個体差によっては自分の車輌のようにはみ出す可能性があるということです。自動車は工業製品ですし、車軸に多少の遊びというかズレがあっても許容範囲内とされるでしょう。ここを1mmの狂いも許さずに100%の精度で...とやっていると製造コストに跳ね返ってきます。日本製品はこの製造誤差が少なく、クォリティが高いですが、海外製のマフラーでも(一部の高級品を除けば)エアロパーツでも現車合わせしないと付かない、いや現車合わせありきで製造している感じです。イタリア・フランスなんてラテン系だし(笑)。

OZ Japanのご使用に関する注意事項には車検への適合について以下のような記載があります。

  • カタログに記載のホイールは、いずれも車検制度に対応するため、国内の強度基準であるJWL規格に適合しています。但し、アルミホイール単体に全く問題が無くても、個々のお車への装着状況によっては、フェンダーからのはみ出し、その他の理由により車検不合格と判断される場合があります。弊社サイズはヨーロッパ基準によるサイズ設定です。上記の理由等により日本の車検基準に適さない場合がございますので、必ず純正ホイールなどをお手元にお取り置きいただきご対応ください。
  • 掲載のマッチングはあくまでも参考値です。掲載のホイール、タイヤを装着して、法令で定められた車検・点検に合格することを保証するものではございません。

また、ウルトラレッジェーラのカタログには以下のような注意書きがあります。

*:チューニングサイズですので、装着にご注意ください。(サイズ欄に*マークがある場合は左の車種欄に記載の全ての車がチューニングサイズとなります。)

※*の無い場合でも、車両個体差、タイヤサイズ等により、突出したり車検不可となる場合がございます。あくまでも目安としてお考えください。
*印の有無にかかわらず車体からのはみ出しや車検の可否は保証致しておりませんので予めご了承下さい。)

●チューニングサイズとは、車輌に取り付けた際に、車体からのはみ出し及びそれに伴う車体との接触の恐れがあるサイズです
●本マッチングはあくまでも参考値です。掲載されているホイール、タイヤを装 着して法令で定められた車検、点検に合格することを保証するものではございません
最終的なご選択はご自身の責任に基づきご購入いただきますようお願い致します。
車輌の個体差等による車体からのはみ出し及び走行による車体との接触等につきましては保障致しかねますのでご注意下さい。

なんとも逃げ口上てんこ盛りな感じですが、こうしないとサードパーティメーカーも自分の身を守れなくなるわけですよ。まぁ、純正パーツ以外を装着した時点で何かしらのリスクがあるわけで、そのリスクを負うのがイヤならば装着を断念するか、純正パーツを選択するしかないのです。