サスペンションキットについての考察
メガーヌRS純正のサスペンションキットの価格が思いの外高額ということで、社外品を検討している方は多いと思います。サスペンションキットに限らず、ルノーというメーカーはパーツの価格が総じて高い傾向があるようです。最近では改善されつつあるということですが、ルノーと日産のアライアンス(提携)による効果が出てきたということでしょうか。
→ ルノー日産、部品共通化7割に 18年までに拡大:日本経済新聞
さて、プジョー206RCに乗っていた頃、車高が高く見えるスタイルを改善したくなり、海外からビルシュタイン製車高調整キットを個人輸入して、2012年6月に北関東にあるショップへ持ち込んで取り付けをしてもらいました。ビルシュタイン製車高調整キットのパーツ代は6万円未満(海外からの送料は含まず)と驚くほど安かったですが、タイロッドエンド・バーリンク・ロアアームなどの足回りパーツの追加交換、北関東までの移動に新幹線を使ったので、総額は30万円近く掛かりました。
見た目が改善され、おおよそ満足ではありましたが、2014年9月に足回りから異音が出るようになったことにより純正Dumper+Eibach Springに変更しました。使用期間は2年3ヶ月、走行距離は1.4万kmと酷使したわけではありませんが
やはり車高調整キットの賞味期限は短いなぁ...
と思わずにはいられませんでした。27ヶ月で30万円、ひと月あたり1.1万円のコスト...。約2倍の60ヶ月、3万km持てば納得できた...かな?
純正品より商品価格が安くて、車高まで調整可能とあれば手を出したくなるのが人間の性というものでしょう。ですが、車高調整キットの耐久性の低さであったり、直巻スプリングを使っている構造故に異音の発生が避けられないというデメリットは声を大にして語られることがなく、それは
耐久性の短さ、異音は車高調整キットでは当たり前(Default)
という認識が販売店側にあるためなのかなぁと思います。実際「車高調は異音が出るもの」と言われたことがあります。
面倒なことが嫌なら高くても純正品にしておいた方が吉
というのが自分の結論です。社外品を取り付けていることを理由に新車保証の適用を断られたり、工場への入庫自体を拒否される可能性もあります。面倒なことにトコトン向き合いたい、時間もお金もあるという人は社外品を選択した方が幸せになれるんじゃないかなぁ。