【TEST DRIVE】 SUZUKI ALTO WORKS 4WD/5MT

日曜日の朝一番にSUZUKI ALTO WORKS 4WD/5MT(型式:DBA-HA36S)の試乗をしてきた。
乗り込んですぐ思ったのはハンドルと膝(太もも)のクリアランスが狭いこと。レカロシートを入れたことにより、着座位置が高くなってしまった弊害のようだ。テレスコピックやシートリフターで調節できないのは、シートスライドでなんとかするしかない。シートを後方にずらしたら、クラッチペダルが遠くなった。むーん。

試乗車のエンジンは既にかかっている状態だったので、シフトを1速に入れてクラッチを繋いで走りだす。クラッチペダルを踏むと非常に軽い。言葉にすると「すかっ」という感じ。軽いのは良いのだが、ミートポイントがわかりにくい。エンストしないようにゆっくりと戻していくと、すごく浅い位置にあるようだ。クラッチペダルをちょっと踏んだだけで切れるくらい。ちょっと戸惑うが、慣れの問題なのでどうってことはない。

発進加速はターボRSよりも良好。ターボRSはAGSのもたつきが気になったが、ワークスは5MTなので自分自身の運転技能次第である(笑)。1速で加速していくと車内にエンジン音が豪快に響く。シフトフィールは節度感があり、意外とショートストロークに設定してあるようだ。2速に入ったのか?がわかりくいときもあったが、ショートストロークゆえの弊害か?クラッチを雑に繋ぐとシフトショックが伝わるので、運転下手なことがバレる(笑)

車体重量が軽いこともあって動力性能は十分な印象だったが、ブレーキは初期制動が高くないようで、ちょっと心許ない感じがした。
ハンドリングは4WDといってもセンターデフはビスカスカップリング方式と思われるので、これといって違和感はなく、言われないと4WDとは感じない。
試乗コースはアップダウンはほとんどない、大きな道路をぐるっと回っただけども、SUZUKI ALTO WORKSは軽快に走るクルマということが良くわかる。
ただ、ちょっと乗っただけではレカロ製フロントシートやカヤバ製ショックアブソーバーの良さは伝わりにくいだろうね。