愛車一時交換アプリ カローゼット

CAROSETという新しいサービスが始まったようです。 パンフレットが実家宛に送られてきていました。「カローゼット」という言葉は造語でしょうし、聞きなれない言葉なので「ん?クローゼット?」と勘違いしてしまいそうです(それが狙いでもある?)。

自分の勝手な解釈では「愛車を一時的に交換する」というよりは「自分の愛車を人質(物質?)にして、自分が乗りたいと思う車を所有している相手から車を借りる」というイメージを受けました。

今までは「個人所有の愛車をお金を払って借りる」という形のサービスはありましたが、これは交換ということなので費用が発生しない、と。車を所有している人に貸すから車を所有している人とは違って安心だ、と。うーむ。そう都合良くWIN-WINなことってあるかなー。まったくないとは言わないけれど、自分の愛車を他人に貸すリスクと、無料で車を借りられるメリットを天秤に乗せると、どうしてもリスクがメリットを上回ってしまいます。

ディーラーの試乗車で乱雑・乱暴な運転をする人が多い世の中ですし(ディーラーと車種によっては信頼のおける人物にしか試乗させないケースがあるそうです)、お互いの愛車を交換したからと言って他人の愛車を大事に運転するとは思えません。万が一、借りた車で事故に遭った場合は、自身が契約している自動車任意保険の他車運転特約を使うということですが、「Vol.44 借りたクルマが駐車中に当て逃げされた。他車運転特約が使えないって、どういうこと?(前編) 」にあるように、すべてを他車運転特約でカバーできるとは限らないようです。