時代遅れな日本の労働形態

想定通りの年金破綻、政府は寿命100年を吹聴して定年廃止を画策している=池田清彦 | マネーボイスを読んで、ただただ長らく政権与党でありつづけた自由民主党の無能さを嘆かざるをえないというのが正直なところです。実際に政策の原案をつくっていたのは、政治家ではなく霞が関の高級官僚だと思いますが、彼らにとって自分達以外の国民のことは対岸の火事でしかないということです。

日本において変化を嫌う風潮というのは昔からあり、新しいものに対するアレルギーとも受け取れる拒否反応は現在も見受けられます。働き方改革なんて言葉が出てはいますが、現場では何一つ変わっておらず(一部上場企業では、無理やり年5日の有給休暇を取得させる動きがみられるようですが)、罰則規定があっても変われない企業は変われないということです(30万円以下の罰金は安くないと思うのですが、一人正社員を増やすよりはずっと安いのは確か)。

かつて会社に対して、「フレックスタイム」と「リモートワーク(テレワーク)」の導入を進言しましたが、検討するの「け」の字もなく、速攻で「無理」と却下されました。いま同じことを進言しても結果は変わらないでしょう。

我々40歳台以下の世代は、晩婚化により子育てと老人介護が同時に訪れるでしょう。 これから先の未来、少子高齢化社会で働き手が不足していくというのに「フレックスタイム」と「リモートワーク(テレワーク)」 を導入して、柔軟な働き方が出来るようにしないと、仕事がまわらなくなります。いままでの働き方を見直さずに根性論だけで「なんとかしろ!」と怒鳴る経営者のいる会社は消滅すべきと考えます。世の中の変化に対応できない企業は滅ぶしかないんですよ。