腰痛とシートとサスペンション

なんか「部屋とワイシャツと私」みたいなタイトルになってしまった…今のご時世では「部屋とワイセツと私」でも違和感が無いと思うのは気のせいだよね?
さて、今日はスポーツジムの大浴場でのお話です。他人の話を聞きかじったので、話半分…若干脚色ありますので(笑)。

おっさん二人が湯船に浸かって会話をしている…というか、一人のおっさんが一方的に喋っているようだった。
もう片方のおっさんは相槌を打っているが、たぶん話の内容に興味は無いだろう。

「腰いっだぐでよー、クルマ屋さ相談したら、サスとシート交換すっぺって言われでよー」
「ほだなで(腰痛が)治んだがや?って言ったんだけどよ。ほしたらホンマや…ってなったんだ。クルマ屋曰く、シート一脚で20万しますからね…だど。なんでもレカロってやつなんだ」

クルマはランサーと言っていた。ランエボだったら標準でレカロシートが入っているから、ランエボでないのは確かだろう。サスはスプリングだけなのか、ダンパー(ショックアブソーバー)だけなのか、その両方なのかは言っている本人にしかわからない。自動車の足回り部品はとかくそうなりやすい。

サスペンション周りの交換とレカロシート…で思い当たるクルマ屋は山形市内にあるレカロ正規代理店ただ一つしかない…当たっている保証はないが(笑)
いかに国産車のシートとサスペンションの出来が悪いかを思い知る。全ての国産車がダメとは言わないが、良いと言えるクルマが圧倒的に少ないのは事実だ。
シートなんてものはクルマを買えばタダで付いてくるものだし、チョイ乗り〜30分程度の時間で使う人にはシートの不出来による実害はほとんどなく、数十万円のお金を出してまで交換しようと思う人は少ない。サスペンション(主にショックアブソーバー)はヘタってもそのまま乗り続けている人がほとんどなわけで、交換が必要な消耗部品との認識があるとは思えない。

ルノー・スポールはシートも含めてチューニングしていることは有名な話であり、それがあの絶妙な乗り心地を作り出していると言われている。それはレカロシートに限った話ではなく、ルーテシア4RSのシートでも同じ。長距離を運転して初めて実感するのは疲労度の少なさ。こう書いても理解できる人はどれだけいるのだろう?