ヘッドライトプロテクションフィルムの施工店に行って話を聞いてきました

複数あるヘッドライトプロテクションフィルムの施工店に、Webフォームから概算見積を依頼して、返答が来たのは3社のみでした。ヘッドライトプロテクションフィルム単体の施工ではなく、ボディガラスコーティングなどの他のサービスとセットで施工してほしいと思っているところは案外多いのかもしれません。
ウィンドウフィルムを施工しているところは既に設備(雨風凌げる建屋やフィルムを貼るための工具等)があるので、業務領域を拡張すればいいだけのように思えますが、ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼るためにはウィンドウフィルム施工以上に高い技術力を求められるのでしょう。それ故施工に掛かる労力が大きい(失敗するリスクが大きい)割に利益が少ないから、それ単体ではやりたくないという本音が見え隠れします。施工日数が1泊2日~2泊3日で3万円だと仕方ないか。店舗によっては4~5万円くらいの価格設定ですが、失敗するリスク前提で価格設定しているのか?。施工店が少ない=競合しないとなれば、強気の価格設定もわかる気がします。高い技術が必要なものをわざわざ安売りする理由などあるはずもないですから。
で、概算見積をもらった店舗のひとつにお伺いして、実車を見てもらって詳しい話を聞いてきました。
- ヘッドライトにコーティングを施工してあると、プロテクションフィルム施工時に剥がれて段差になる可能性がある。プロテクションフィルム施工は片端を固定して、もう片端に向けてフィルムをピンっと引っ張るので施工面に強めのテンションが掛かるため。ブルーの養生フィルムでコーティングが剥がれるレベルだとアウト!
- プロテクションフィルムの耐久性は5年。再施工でフィルムを剥がすときにコーティングが剥がれてしまう可能性が高い。そうなると下地処理...
- 中古でも程度の良いヘッドライトを持っているなら、それを使った方が安く上がる可能性があるかも(ヘッドライトの程度次第=下地処理の有無による)。
- ヘッドライトの下地処理に+2万円くらい掛かる。粗いペーパーから番手を上げていって、ウールバフをつけたポリッシャーで仕上げ。ここまでやると上のリスクはなくなるが、当然ながら施工費用は高くなる。失敗するリスク覚悟で下地処理ナシでやりますか?(約3万円)、それとも下地処理アリでやりますか?(約5万円)
んー、経年車にヘッドライトプロテクションフィルムを施工するのは悪手のような気がしてきました。綺麗にしたいから施工したいのに、綺麗にならない可能性が高いならお金を払ってまでやりたくない。ヘッドライトプロテクションフィルムは綺麗な状態を維持するための手段であって目的ではないのだから。こうなってくると1年毎に研磨してコーティング施工するか、ウレタンクリアで塗装し直す...のどちらかが最適解のような気がする。新車ならヘッドライトプロテクションフィルムの一択でしょう。



以前ヤフオクで運良く左右で落札できた中古ヘッドライト。エアキャップで割と厳重に梱包されていたので、暫く放置していました。この度やっと開梱して程度を確認したら、汚れはあったけど深い傷とか破損は無くて思っていたよりも程度が良い。これをベースに使えばいいような気がするものの、何かあったときのためにギリギリまで使いたくない気持ちが勝る(根が貧乏性なものでして)。程度の良い中古パーツが安価でほいほいと出てくるなら悩むことないんだがなー。