【TEST DRIVE】 ABARTH 124 Spider

昨日はABARTH 124 spider 特別内覧会の招待状をいただきましたので、アバルト山形さんへお邪魔してきました。展示車両のお披露目だけかと思っておりましたが、試乗車があるということで、試乗もさせていただきました。試乗コースはディーラーから西蔵王展望所(市道三本木線)まで行ってUターンしてきました。

フロントスクリーンは天地方向に短いため、座高の高い私は常に髪の毛に風を感じて走っておりました(笑)。着座位置が低いため、運転席に乗り込む際には、身体を屈めることになりますので、腰痛持ちには辛いです。助手席には乗ってみませんでしたので、詳しいことはわかりませんが、デートで使うなら服装には気を使った方が良いかもしれません。

  • ハンドリング:FRらしい素直な感じ。中立域でもそんなにシビアな印象はなし。
  • ブレーキ:フロントにブレンボが入っているため制動力はバッチリ。リアは片押しキャリパー。どちらもメガーヌRSと同じ方式。
  • クラッチペダル:若干重めに感じました(試乗後にメガーヌRSを運転したらクラッチペダルが軽く感じました)。クラッチの繋がる位置(ミートポイント)はストロークの中間かな。
  • シフトフィール:走行距離が短いため、少し1速に渋さを感じるものの、カチっとしたダイレクト感があってシフト操作するのが楽しい(≧∇≦)
    マニュアル車ではシフトフィールは大事な要素で、ここに不満があると楽しさ半減です(AUDI S1はマニュアル車を用意したのに、シフトフィールが残念と聞きます)。
  • 動力性能:必要十分で坂道を登るときでも不満はなく、NDロードスターで感じた線の細さはなく、低速域からトルクが出ているので、街中を流して走るのも楽です。
  • 乗り心地:普通です。私が普通ということは一般の人には固く感じるかも?ということですが(笑)。
    ビルシュタインダンパーが入っているので、動きが悪い(ピストンの動きが渋い?)と言う人もいますが、私にはわかりませんでした。
  • 気になった点:バックで駐車する際、シフトノブを垂直方向に押し込んでリバースに入れますが、アクセルをあまり踏まずにクラッチを繋ぐとエンジンストールしました(2回も)。極低速域のトルクとリバースのギア比ではエンジンストールしやすいのかもしれません。

持てるなら1台欲しいクルマですねぇ。乗り出し価格400万円...新車では買えないので、買うとしたら中古にするでしょうね。今は最低でも3人乗車可能な車が必要なので、メインカーにはなり得ませんが、あと10年経てばどうかな?
NDロードスターと比較されるクルマですが、どちらが良い悪いではなく、好き好きの問題です。クルマとして目指す方向性が違うので、同じ土俵で比較することに意味はないでしょう。ただ、ABARTH 124 Spiderは色気があるクルマだと思うので、若い人が乗ると似合うかどうかは...。円熟味を増した大人がさらっと乗るのがカッコ良いのではないでしょうか(笑)。こういうクルマが似合う大人になりたいものです。