Atheros AR5008 AR5416チップ 802.11b/g/draft-n 無線LANカード

SONY VAIO VGN-FJ11B/Wの無線LANをバージョンアップすべく、MiniPCIの無線LANカードを購入しました。
これも新品ではなく、中古良品になります。
純正の無線LANはIEEE802.11b/gという2.4GHz帯の最大リンク速度が54Mbpsという、今となっては見劣りするスペックです。
これを内蔵のMiniPCI無線LANカードを取り替えてスピードアップ出来るか?というのが今回の実験なのです(`・ω・´)ゞ

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これがAtheros AR5416チップの載ったMiniPCI無線LANカードです。
最近の主流であるmini PCI-Expressカード、特にハーフサイズと比べたら大きいですねぇ。
まず内蔵のMiniPCI無線LANカードを外す必要があるのですが、そのためにはバッテリーを外して、背面のキーボードを固定するネジ(1箇所)を外し、キーボードとその下にある補強板を外す必要があります。何度も分解していると簡単ですね?


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これが純正MiniPCI無線LANカードです。
アンテナケーブルを取り外し、左右の爪を広げると斜めに浮き上がってきますので、そのまま斜め上に引き上げると取り外せます。

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純正との比較。Atherosのアンテナコネクタが3箇所あるのと、基板が少し長いです。


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逆の手順で取り付けます。
アンテナコネクタの位置が遠いので、アンテナケーブルの長さがギリギリに...。
ヒートシンクに接触すると熱で溶けないか心配なのですが...。
手前がMAIN(黒色)、真ん中が802.11n、一番奥がAUX(灰色)と予想...
アンテナケーブルが2本しか無い場合の結線はこれで合っていると思うのですが、マニュアルは無いので不明...。


逆の手順で補強板、キーボード、バッテリーを元に戻して、おそるおそる電源を入れてみる。
これで何かが間違っていたり致命的なエラーがあるとビープ音が鳴ってシステムが起動しない...が問題なく起動したので一安心。

Windows7が新しいデバイスを認識
→ 一生懸命にデバイスドライバーを探す
→ デバイスドライバーのインストールに失敗してエラーになる
→ なのにデバイスは正常に使える???

という訳がわからない現象が今回も...。
自動インストールされたデバイスドライバーの日付は古くて2009年のもの。
とりあえずAtermWR9500Nと接続してみるが、130Mbpしか出ない。
Atheros(本家)から最新版(この時はVersion: 10.0.0.270)をインストールすると、ドライバーの表記の頭に「Qualcomm」の文字が...。そうか、AtherosはQualcommされたんだっけ。

最新ドライバーの導入で最大リンク速度は変わるか?と期待したけれども、結果は全然変わらず130Mbps止まり。
300Mbps出ないと意味ない...ということで、元に戻しました。
無線LANの世界は難しい...。