i-FILTER Ver.7からi-FILTER Ver.9へのバージョンアップについて

仕事でi-FILTER Ver.7からi-FILTER Ver.9へのバージョンアップについて調査しています。会社には調査のための十分なリソース(資源や環境)が無く、検証環境を構築するのも可也大変です。i-FILTER Ver.7は32bitのサーバー環境で動作したので、Windows7等も動作しない古いノートPC(いわゆるジャンクPC)等を使って検証が出来たのですが、i-FILTER Ver.9は64bitのサーバー環境でしか動作しないため、古いノートPCでは64bitのOSが動作しないためです。もうWindowsが動かないPCはLinuxさえも動かすのが難しくなりました...。

Windows10 HomeがインストールされているLenovo ThinkPad E540にVMware Workstation Playerをインストールして、仮想マシンの上にRedHat Enterprise Linux 6.10(64bit)をインストールしようとしましたが、Linuxのインストーラーが途中でエラーを出して強制終了(泣)。仕方なく廃棄PCから2.5インチのHDD(9.5mm厚)を抜き出して、Lenovo ThinkPad E540は7.0mm厚以下でないとマウンタが付けられないために無理無理差し替えて、RedHat Enterprise Linux 6.10(64bit)をインストールしました。

分かり難いマニュアル(わかっている人がつくったわかる人向けのマニュアルなので読み難い...理解してくれますか?)の指示に従ってバージョンアップはなんとか出来ました。新しい管理画面にログインして設定項目を見てみましたが、バージョンが2世代も違う影響もあるのでしょうが、まるで別物というのが正直な感想です。サービスの待ち受けポートも大きく変更されていて、ファイアウォールでガチガチにセキュリティを固めているところは、影響範囲も大きいと思わざるをえませんでした。

...と、バージョンアップの見積もりをつくるのに、ここまで作業して検証するところはそうそう無いのかもしれません。弊社営業は、見積もり作成さえも技術に丸投げですから。万が一出来ないことを出来ると言ってしまった日にゃあ「あんた出来るって言っただろ!(怒)」と激しく叱責されます...。なんでも他人のせいかよ、と嫌になっちゃう...。