家は買うべきか、買わざるべきか?

家は買うべきか、買わざるべきか?|お金に困らない人生を送るためのマネープラン入門|竹川美奈子|cakes(ケイクス)を読みました。よく「持ち家派 vs 賃貸派のどちらが得か?」の議論はありますが、特別な条件を除けば両者に大きな差はないことがわかっています。持ち家派は「賃貸はお金をドブに捨てるようなもの」と批判しますが、持ち家派だって現金一括で購入できず、住宅ローンを組んでの購入であれば、金融機関に多額の金利・手数料を支払っていることを忘れてはいけないでしょう。知ってか知らずか、いや金利・手数料を考えると損した気分になるので、見て見ぬ振りをしている人が多いのかもしれません。

もっとも自分が今の年齢(次の誕生日で45歳になります)では、35年長期ローンを組めたとしても払い終わる頃は80歳で生きているかも怪しいわけです。また35年になる前に(15年スパンくらい?)大規模な修繕が必要になることも忘れてはならないでしょう。自動車は身の丈以上のものを「買うこと」は可能であっても、「維持していくこと」は難しいのですが、それは住宅にも当てはまることですよね。

よく「持ち家があれば老後も安心」と口説く人がいますが、「クルマがないと生活に困る地域」に持ち家を建てても仕方がありません。
最後に私は(ここまでの流れでいけば当然)「賃貸派」です(オチなし)。