映画『心が叫びたがってるんだ。』

ソラリスのレイトショーで映画『心が叫びたがってるんだ。』を観てきました。
連休中だし、観に来る人は少ないんじゃないか?と思ってましたが、いやいや、そんなことは無かったですね。
男性の団体(2〜4名、学生?)が多かったように感じました。

観た感想ですが、今年のアニメーション映画はレベルが高いと思います。
『バケモノの子』にしても、『心が叫びたがってるんだ。』にしても、ストーリーがしっかり練られていますし、『心が叫びたがってるんだ。』は実写映画化あるいはドラマ化されても不思議じゃない。
実際、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はフジテレビでドラマ化されたばかりだし。

誰しも心の中で思っていることを、そのまま言葉に出来ているわけじゃないと思う。
自分が傷ついたり、他人を傷つけたりすることを恐れて、胸の奥にしまいこんでいるんじゃないか。
言っても現実は変わらないことに失望して、言葉にする気すらおきないことだってある。
恋愛においての言葉は『言ったら今の関係が壊れてしまいそうな』そんな危うさ・脆さがあって、とても切なくなる。
自分の気持ちをうまく伝えられなくて、言葉足らずになって誤解や勘違いされたり。
前に進むために、自分の言葉で相手に伝えなきゃいけないんです。
それもメールじゃなくて、自分の口で。

まぁ、それでも内に秘めたる想いってのは素敵だな、と思ったりもするのです。
ふふふ…って43のヲッサンが言うとキモいって言われるな(苦笑)