災害は忘れた頃にやってくるとは言うけれど

災害は忘れていなくてもやってくるのが現実。3.11から11年経った3月17日の夜、ベッドの上でウトウトとしていたときでした。震度5強の地震は人生初の経験で、揺れで物が壊れたとか被害はなかったのだけれど(翌朝避難先から帰ってきたら、冷蔵庫が移動してたくらい)、地震のあとのサイレン音が異様に感じるくらい鳴り響いていて、只事ではない雰囲気を感じて速攻パジャマから着替え、仕事用のリュックを持ってアパートを出て近くの避難所へ避難しました。

避難所はただただ寒かった。防寒対策をきっちりとしてから避難すればよかった。誰も知っている人がいないのは、心細くもあるが逆の意味では大変気が楽である。興奮しているのかなかなか寝付けない。普段のベッドでぬくぬくと寝れることのありがたさを再認識する。でもきっとすぐ忘れるだろうな。

朝5時過ぎに避難指示が解除され、誰もいない部屋に帰ってきました。アパートの他の世帯の人達は、誰一人として避難しなかった様子。ハザードマップでは津波の心配はない地域ではあるものの、過去に大丈夫だったから今回も大丈夫とは言えないのが震災の恐ろしいところ。みんな避難しないからきっと大丈夫は危ない。避難して「避難しなくても良かったなぁ」と言える方が大事。「避難すれば良かった」と思うときにはこの世には居ない可能性があるから。