Philips Ultinon Pro6000 Boostは期待はずれでした

大枚叩いて購入したPhilips Ultinon Pro6000 Boostでしたが、残念ながら期待はずれでした。最新が最良とは限らないという悪例かと。何が駄目なのかは後述します。



パッケージは小型化されています。先日届いたUltinon Rallyよりも小さい。いままでのパッケージは、空きスペースが多かったですから、輸送コストや店舗に展示するスペースを考慮すれば小さいほうが良いに決まっています。パッケージが小さくなっても安っぽく見えないようにするにはノウハウが必要でしょうが。




LEDバルブ本体はデザインの変更あり。サイズは若干小さくなっているものの、出力するパワーと冷却性能、耐久性を考慮するとこのあたりが落としどころなんじゃないかなぁ。最近はハロゲンバルブ並みの製品も出つつありますが、耐久性は犠牲にしているのでしょう。あとは照射範囲が360度になれば完全にハロゲンバルブからの置き換えが可能になりますが、そういった製品は無くはありませんがレアであることは確か。



さて、駄目なポイントの解説。センターリングを見れば一目瞭然、角度の調整範囲がほどんとありません。補強用のリブ?が出来ていて、回せるのはせいぜい10度くらい。LEDバルブ本体側にある凸も大小違いが出来ていて、決まったところにしか挿せないようになっています。なぜこんなデチューンをするのか、理解に苦しみます。同じデザインのPro9200はどうなっているのか?気になるところではありますが、WebなりYoutube動画でそこまで触れているところはありません。ロービームでは使い物にならず、使うとしたらハイビーム専用になります。


写真はプラグの裏表ですが、今回もプラグは無極性です。


取り付け方法の説明。メガーヌRSは上がロービーム、下がハイビームと両方に該当します。


Pro9000との比較。パッケージサイズは置いといて、センターリングの構造が違うのがわかると思います。右のセンターリング、取り外しの際にしくじって凸が欠けて行方不明になってしまいました。補修部品として購入できないか、ルミレッズに聞いたら「日本で取り扱っていない商品だから購入店にご相談ください」とのこと。杓子定規な回答ありがとうございます。